コールマンアドバイザー 四万十塾 木村とーる氏プロデュース 四万十塾×コールマン『那珂川カヌートレッキング』2011 開催レポート |
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集合でっかいタープが三つ並んだベースキャンプにカヌーとキャンプが大好きな仲間たちが続々とやってきました。おもいおもいの場所にテントを設営したら、タープの下に集合。 テントの設営って大汗かきますよね。おまけに当日は体感想像気温30℃超。みんなが入れるタープの影はうれしいですね。 みんなが集まったら開会式。 KENくんの進行で、四万十塾・塾長とーるさんがご挨拶。 とーるさんは東日本大震災の被災現場でボランティア活動中、石巻からの現地入りとなりました。 いつものとーるトークでみんな笑顔になったところで自己紹介。 さぁ、今回のトレッキングではどんな仲間に出会えるんだろう。 と、KENくんがひとこと「自己紹介は短めに、自己紹介後の拍手は省略でおねがいしまぁ~す!」 ですよね。早く水の上に行きたいもんね。水の上でお友達になりましょう。 |
ランチ開会式が終わったら、川へ、Let'sら・ど~・・・の前に腹ごしらえでしょう。三つのタープ、実は一つがキッチンタープ。真ん中にコールマンの四つ折テーブルを二つ置いたアイランド・キッチン。大人数で料理をするのに、すごく便利です。 ツーバーナー三台がフル稼働。特に担当を決めなくても、それぞれが声をかけあい、山菜のてんぷらをはじめに料理を完成させていきます。もうみんなお友達になったみたいね。 できあがった料理はリビングタープのカヌーテーブルに次々にサーヴされて、フライング気味に「いっただっきまぁ~す!」 午後は水の上に出ますからね、エネルギー補給はしっかりと。 満腹になって、タープの影にいると眠くなってきます。背中から頭までホールドしてくれるイスに座っているとなおのことです。ここは、午後に備えてゆっくりしましょうか。 |
カヌーレクチャーさて、いよいよカヌーに乗り込みますが、その前にレクチャーです。カヌー各部分の名称から、水上での乗り込み方、パドルの使い方・・・等々。 みんな知ってた?カヌーって二人で乗るときと、一人で乗るときじゃぁ、乗る場所も漕ぎ方も違うんだよ。 実際に陸上でパドルを使ってみようか!今回は、経験者が多いんですね。みんなの漕ぎ方なかなかかっこいいですよ~。 そうそう、もしもの時に備えてレスキューについても知っててもらいましょう。ということで、ゲスト代表に陸上で沈して流されてもらいました。ふざけてるわけじゃありません。まじめに聞いててね。 陸上でのレクチャーが終わったら、いよいよ川へ・・・その前に「水、水、水!」。冷たくておいしい湧き水が入ったジャグに行列です。一生懸命レクチャー受けたし、なんせ想像体感気温は真夏日ですから。 |
水の上へ今回のトレッキングは基本的にタンデム、つまり二人一組のペアでカヌーをあやつります。レクチャーの前に決めたペアリングでいよいよ水に浮かびます。そして、水上レクチャー。ベースキャンプの前の瀞場でトレッキングに必要となるカヌーの基本的な動きを実際にやってみます。 まっすぐに進む・後退する。左右に回転させる。左右に平行移動する。 さて、陸の上で想像してたみたいにカヌーは動いていますか? 最初は二人の息を合わせるのが難しいかもしれないけれど、声を掛け合ってるとだんだん二人の呼吸が合ってきますよね。そうすると、カヌーもおもったように動いてくれるんだよね。 ちなみにホントに息が合ってくると、ことばを交わさなくてもお互いのちょっとした動きで、ペア同士が何をしようとしているか、カヌーをどう動かそうとしているかが分かる瞬間があって、その動きがバッチリ決まるとホントしびれるんです。 一人で乗るのもいいけれど、タンデムには決して一人では味わえない魅力があるんですよ。 みなさんのカヌーの動きもどんどんと見違えるようにスムースになってきます。 最後はKENくんのカヌーの後を同じ動きでトレースしながらベースキャンプまで戻ります。その様子を後ろから見ているとまるでカルガモの親子のようです。みなさん、りっぱな親ガモになってくださいね。
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夕ご飯カヌーだけが楽しみじゃないのがこのトレッキングのミソ。もう一つのお楽しみはごはんですよ。カヌーを漕いでペコペコのおなかが、期待感をいっそう煽ります。 ディナーのメインは「笑い鳥」、そして焚き火台とダッチオーブンを駆使した焚き火料理。 でも、「なんで笑い鳥なの?」・・・「笑い鳥の下に敷いてあるのって何?」・・・ゲストの疑問大噴出。その時、一人のゲストが「ここにレシピがあるよ。」と一冊の本を。 そうなんです。四万十塾・塾長木村とーる著「四万十塾の焚き火料理塾」がエイ出版より絶賛発売中。「笑い鳥」の秘密はその中に・・・クスクス(笑) お買い上げありがとうございます。 それはさておき、一緒にカヌーで水に浮かんだみなさんの連帯感のもとに料理が完成。さぁ、めしあがれ! それぞれが料理と会話を楽しむリビングタープに大きな銀色のボールが登場。中をのぞくと大きな川ガニがびっしり。スタッフが川に潜ってゲットしました。(ジョーダンです。)モクズガニといわれる上海ガニの親戚は、ここ那珂川辺りでは「毛ガニ」と呼ばれています。ゲスト一人ひとりに自分の分を鍋に投入してもらったんですが、中にはカニの逆襲を受けてしまったり、逃げ出したカニを追いかけるゲストもいて大騒ぎでした。 ディナータイムはそのまま、まったりタイムへと流れ込み、おもいおもいのドリンクを片手に、川の話、カヌーの話、キャンプの話で夜は更けていくのでありました。 |
トレッキング、スタート23日はいよいよ那珂川トレッキング。朝ごはんの後、早々に川に出るんですが・・・この日は晴れてカヌーを手に入れられたゲストが、初めてそのカヌーを川に浮かべる日。 そう!新しいカヌーの進水式!! 「進水おめでとう!」ザブーン!どっかーん! ん!?「どっかーん!」って? いきなり水の洗礼?新艇のオーナー一家がいきなり泳いじゃってるし(笑) シンノスケ、感想は? 「へんな味。」って・・・飲んじゃったのね。 進水式は親水式でもあるのです。 |
進水式も無事?終えたら、四万十塾的儀式で川に自然にご挨拶。 「Let'sら・ど~ん!」でトレッキングスタートです。 昨日のレクチャーは忘れてないかな?でも、カヌーにばっかり夢中にならないで那珂川の風景も楽しんでね。 っていう前に、カヌーの上で寝転がってる人がいるし・・・ あっちでは川に飛び込んでるし・・・ 皆さんリラックスして川とカヌーを存分に楽しんでますね。 |
もちろん、レクチャーからステップアップした、流れの中でのカヌーの操作にも真剣にトライしました。 ということで、やっぱりおなかはペコペコ。 ランチは、河原で。出発前にみんなで準備をした料理にツーバーナーで火を入れ完成です。 ランチの後、午後は向かい風が強くなるかもという予想のもと、少々早めに再出発。 案の定、向かい風と小雨がぱらつく中、ゴール地点に到着。でも、自然のフィールドで遊ぶ、自然に遊んでもらうってこういうことですよね。そういう意味では那珂川の自然を満喫した二日間でした。 |
エピローグゴール地点到着後はベースキャンプに戻って解散式。ご参加いただいたゲストを送り出します。 「このメンバーでこの川を旅するのは、これが最初で最後。」さみしいような、ワクワクするような感じ。 次はどんな川で、どんな人と出会えるのかな。 みんなもそうおもってくれたら、うれしいな。 |