那珂川カヌートレッキング 2011 開催レポート
コールマンアドバイザー 四万十塾 木村とーる氏プロデュース
四万十塾×コールマン『那珂川カヌートレッキング』2011 開催レポート

開催概要
日 程 2011年5月21日(土)~22日(日)
場 所
オートキャンプ那珂川ステーション
栃木県芳賀郡茂木町飯野1662-1
参加人数 15人(大人14人/小人1人)
イベント
プロデューサー
木村とーる(四万十塾)
主催
四万十塾
特別協賛 コールマン ジャパン

1日目

那珂川カヌートレッキング 2011

集合

でっかいタープが三つ並んだベースキャンプにカヌーとキャンプが大好きな仲間たちが続々とやってきました。

おもいおもいの場所にテントを設営したら、タープの下に集合。
テントの設営って大汗かきますよね。おまけに当日は体感想像気温30℃超。みんなが入れるタープの影はうれしいですね。

みんなが集まったら開会式。

KENくんの進行で、四万十塾・塾長とーるさんがご挨拶。
とーるさんは東日本大震災の被災現場でボランティア活動中、石巻からの現地入りとなりました。

いつものとーるトークでみんな笑顔になったところで自己紹介。
さぁ、今回のトレッキングではどんな仲間に出会えるんだろう。
と、KENくんがひとこと「自己紹介は短めに、自己紹介後の拍手は省略でおねがいしまぁ~す!」

ですよね。早く水の上に行きたいもんね。水の上でお友達になりましょう。

那珂川カヌートレッキング 2011 那珂川カヌートレッキング 2011
那珂川カヌートレッキング 2011 那珂川カヌートレッキング 2011

ランチ

開会式が終わったら、川へ、Let'sら・ど~・・・の前に腹ごしらえでしょう。

三つのタープ、実は一つがキッチンタープ。真ん中にコールマンの四つ折テーブルを二つ置いたアイランド・キッチン。大人数で料理をするのに、すごく便利です。

ツーバーナー三台がフル稼働。特に担当を決めなくても、それぞれが声をかけあい、山菜のてんぷらをはじめに料理を完成させていきます。もうみんなお友達になったみたいね。

できあがった料理はリビングタープのカヌーテーブルに次々にサーヴされて、フライング気味に「いっただっきまぁ~す!」

午後は水の上に出ますからね、エネルギー補給はしっかりと。

満腹になって、タープの影にいると眠くなってきます。背中から頭までホールドしてくれるイスに座っているとなおのことです。ここは、午後に備えてゆっくりしましょうか。

那珂川カヌートレッキング 2011 那珂川カヌートレッキング 2011
那珂川カヌートレッキング 2011
那珂川カヌートレッキング 2011 那珂川カヌートレッキング 2011

カヌーレクチャー

さて、いよいよカヌーに乗り込みますが、その前にレクチャーです。

カヌー各部分の名称から、水上での乗り込み方、パドルの使い方・・・等々。

みんな知ってた?カヌーって二人で乗るときと、一人で乗るときじゃぁ、乗る場所も漕ぎ方も違うんだよ。

実際に陸上でパドルを使ってみようか!今回は、経験者が多いんですね。みんなの漕ぎ方なかなかかっこいいですよ~。

そうそう、もしもの時に備えてレスキューについても知っててもらいましょう。ということで、ゲスト代表に陸上で沈して流されてもらいました。ふざけてるわけじゃありません。まじめに聞いててね。

陸上でのレクチャーが終わったら、いよいよ川へ・・・その前に「水、水、水!」。冷たくておいしい湧き水が入ったジャグに行列です。一生懸命レクチャー受けたし、なんせ想像体感気温は真夏日ですから。

那珂川カヌートレッキング 2011 那珂川カヌートレッキング 2011
那珂川カヌートレッキング 2011

水の上へ

今回のトレッキングは基本的にタンデム、つまり二人一組のペアでカヌーをあやつります。レクチャーの前に決めたペアリングでいよいよ水に浮かびます。

そして、水上レクチャー。ベースキャンプの前の瀞場でトレッキングに必要となるカヌーの基本的な動きを実際にやってみます。
まっすぐに進む・後退する。左右に回転させる。左右に平行移動する。
さて、陸の上で想像してたみたいにカヌーは動いていますか?

最初は二人の息を合わせるのが難しいかもしれないけれど、声を掛け合ってるとだんだん二人の呼吸が合ってきますよね。そうすると、カヌーもおもったように動いてくれるんだよね。

ちなみにホントに息が合ってくると、ことばを交わさなくてもお互いのちょっとした動きで、ペア同士が何をしようとしているか、カヌーをどう動かそうとしているかが分かる瞬間があって、その動きがバッチリ決まるとホントしびれるんです。

一人で乗るのもいいけれど、タンデムには決して一人では味わえない魅力があるんですよ。

みなさんのカヌーの動きもどんどんと見違えるようにスムースになってきます。

最後はKENくんのカヌーの後を同じ動きでトレースしながらベースキャンプまで戻ります。その様子を後ろから見ているとまるでカルガモの親子のようです。みなさん、りっぱな親ガモになってくださいね。

 


那珂川カヌートレッキング 2011 那珂川カヌートレッキング 2011
那珂川カヌートレッキング 2011

夕ご飯

カヌーだけが楽しみじゃないのがこのトレッキングのミソ。
もう一つのお楽しみはごはんですよ。カヌーを漕いでペコペコのおなかが、期待感をいっそう煽ります。
ディナーのメインは「笑い鳥」、そして焚き火台とダッチオーブンを駆使した焚き火料理。

でも、「なんで笑い鳥なの?」・・・「笑い鳥の下に敷いてあるのって何?」・・・ゲストの疑問大噴出。その時、一人のゲストが「ここにレシピがあるよ。」と一冊の本を。

そうなんです。四万十塾・塾長木村とーる著「四万十塾の焚き火料理塾」がエイ出版より絶賛発売中。「笑い鳥」の秘密はその中に・・・クスクス(笑)
お買い上げありがとうございます。
それはさておき、一緒にカヌーで水に浮かんだみなさんの連帯感のもとに料理が完成。さぁ、めしあがれ!

それぞれが料理と会話を楽しむリビングタープに大きな銀色のボールが登場。中をのぞくと大きな川ガニがびっしり。スタッフが川に潜ってゲットしました。(ジョーダンです。)モクズガニといわれる上海ガニの親戚は、ここ那珂川辺りでは「毛ガニ」と呼ばれています。ゲスト一人ひとりに自分の分を鍋に投入してもらったんですが、中にはカニの逆襲を受けてしまったり、逃げ出したカニを追いかけるゲストもいて大騒ぎでした。

ディナータイムはそのまま、まったりタイムへと流れ込み、おもいおもいのドリンクを片手に、川の話、カヌーの話、キャンプの話で夜は更けていくのでありました。

2日目

那珂川カヌートレッキング 2011 那珂川カヌートレッキング 2011
那珂川カヌートレッキング 2011 那珂川カヌートレッキング 2011

トレッキング、スタート

23日はいよいよ那珂川トレッキング。朝ごはんの後、早々に川に出るんですが・・・
この日は晴れてカヌーを手に入れられたゲストが、初めてそのカヌーを川に浮かべる日。
そう!新しいカヌーの進水式!!

「進水おめでとう!」ザブーン!どっかーん!
ん!?「どっかーん!」って?
いきなり水の洗礼?新艇のオーナー一家がいきなり泳いじゃってるし(笑)

シンノスケ、感想は?
「へんな味。」って・・・飲んじゃったのね。
進水式は親水式でもあるのです。

那珂川カヌートレッキング 2011 那珂川カヌートレッキング 2011
那珂川カヌートレッキング 2011 那珂川カヌートレッキング 2011
那珂川カヌートレッキング 2011
進水式も無事?終えたら、四万十塾的儀式で川に自然にご挨拶。

「Let'sら・ど~ん!」でトレッキングスタートです。

昨日のレクチャーは忘れてないかな?でも、カヌーにばっかり夢中にならないで那珂川の風景も楽しんでね。

っていう前に、カヌーの上で寝転がってる人がいるし・・・

あっちでは川に飛び込んでるし・・・

皆さんリラックスして川とカヌーを存分に楽しんでますね。

那珂川カヌートレッキング 2011 那珂川カヌートレッキング 2011
那珂川カヌートレッキング 2011 那珂川カヌートレッキング 2011
もちろん、レクチャーからステップアップした、流れの中でのカヌーの操作にも真剣にトライしました。

ということで、やっぱりおなかはペコペコ。
ランチは、河原で。出発前にみんなで準備をした料理にツーバーナーで火を入れ完成です。

ランチの後、午後は向かい風が強くなるかもという予想のもと、少々早めに再出発。

案の定、向かい風と小雨がぱらつく中、ゴール地点に到着。でも、自然のフィールドで遊ぶ、自然に遊んでもらうってこういうことですよね。そういう意味では那珂川の自然を満喫した二日間でした。

那珂川カヌートレッキング 2011

エピローグ

ゴール地点到着後はベースキャンプに戻って解散式。

ご参加いただいたゲストを送り出します。
「このメンバーでこの川を旅するのは、これが最初で最後。」さみしいような、ワクワクするような感じ。

次はどんな川で、どんな人と出会えるのかな。
みんなもそうおもってくれたら、うれしいな。