東日本大震災ボランティア活動を志望されている方へ


ボランティア活動を志望される方へ

■現地入りする前に
事前にお近くの社会福祉協議会にて
『ボランティア活動保険』に加入してから現地入りしてください。
現地での手続きにおいては、たいへん混雑をしております!
※ インターネットからのご加入はできません。『ボランティア活動保険』とは・・・
国内におけるボランティア活動中や往復途上の偶然な事故・ケガにより、ボランティア自身がケガをした場合の『傷害保険』と、活動中に思いがけない事故により、活動の対象者など他人の身体や持ち物、名誉毀損・プライバシー侵害等により損害を与え、法律上の賠償責任を負った場合の『賠償責任保険』の2つの補償をセットにした『ボランティア活動専門』の保険です。
※補償されない場合もあります。■以下は、ボランティア活動をこれからやろうと思っている方、もしくは現在までも活動されている方への持っていただきたい心得とも言えるメッセージです。

※以下抜粋
オステオパシー施術院トリート  『トリート雑記?ボランティア志望の方へ?』

現地に行って少しでも何か出来ないか?という強い思いを持たれている方が多いと思います。
・被災地に対するあなたの情熱を現地に届ける為の心構えです。
・必要な情報を出来るだけ共有してから現地入りして欲しいと思っています。
◇被災者にお会いする前に、もう一度考えて欲しい事
◇被災地に入り活動する事について

一度現地に行くと、被災地に対する複雑な思いも生まれると思います。それは「背負う」ということだと僕は感じています。現地では、毎日めまぐるしくニーズは変わり、多様化しています。最新情報入手の努力を続けて下さい。
また、今行けない人でも、ニーズは変わらずにあるはずです。計画を検討して下さい。
・何が出来そうか(得意技など)
・予定されている日程
・車を手配できるか否か等

■はじめに■
◇被災者の方に会う前に、もう一度考えて欲しい事
・「被災者の方の為になる」と思われる事だけを持っていって下さい。
・【「頑張って下さい。」という声かけは配慮が必要。】、という事が理解出来るまで、現地の方の気持ちを少しでも理解するまでは、情報を集める事に集中して下さい。
現地では、頑張る為の対象を全て失った方々がなんとか命をつないでいる現状があります。

・「良い事をしているんだから、当然喜んでくれるだろう。」という思いを、被災者の方々に持ち込まないで下さい。ご家族を失われた方、水の恐怖から抜け出せない方、止まらない余震に怯える方、仕事の見通しが立たない方、プライベートの無い先の見えない生活。極限の状態において、正気を保っておられる方は奇跡です。ぎりぎりの生活の中で、何か対象があればつらく当たる事があると思います。心情を察する気持ちが無いとトラブルの元となります。
(実際はつらく当たられた話はあまり聞きません。)

・「避難生活における被災者間の不公平感」に敏感で居てください。
避難所生活では、隣で寝起きする人同士で、家を流されてしまった方やそうでない方、ご家族を失った方やそうでない方、仮設住宅に入居見込みがある方とそうでない方、様々な立場の方がおられます。共同生活の中では、それぞれがお互いに不公平を感じさせないように、極度に気を使って生活されています。

また、女性の方がメークをしっかりきめて行くのも、被災者の女性の感情に対する配慮としては良くないという事、不公平感の感情に触れるという可能性がある事をご理解頂きたいです。

・部外者が避難所に出入りする事を快く思っていない方もおられる事を理解して下さい。笑い声や大きな声は出さないで下さい。歯を見せて笑っている人を見るだけで、感情がはじけてしまう方も中にはおられるをいう話を聞きました。

・「被災者扱いをされたくない。」と思われる方もおられます。(5月中旬現在)
これは個人にもよると思いますが、腫れ物に触るように接する事が、「見下されている」ように感じてしまう方がいらっしゃるのは事実です。相手に遠慮や演技を強要する結果となってしまうのはつまらないですね。普段通り、同じ人間としての絆を確認して、信頼関係を結び、出来たら笑い合えるような時間が出来たら最高ですよね!

◇被災地に入り活動する事について
・現地のニーズを最優先にして下さい。
「僕は、私は、これが出来るからやりたい。」という気持ちで現地に入ると、その思いが果たせない事は多々あります。「自分が被災者の方々の為になる事だったら、可能な限り何でもする」という姿勢で居たいと思います。準備をするだけして、当日の最新のニーズに対応する事は多いです。

・ボランティア間の連携も重要視して下さい。
一人では何も出来ません。被災地に対する総力だけが重要です。スタンドプレーで動きを乱して、自分だけが「良い事をした」とスッキリする事は、求められません。

・「とにかく被災地に行きたい、見たい」という気持ちは、ある意味当然だと思います。
しかし、その観光にボランティア参加を免罪符にしてはどうかと思います。

・破傷風やレジオネラ菌が発生している事について
現地は埃っぽいです。外に居るときはなるべくマスクを着用しましょう。

・自分が出来る事を常に探して下さい。
あなたは全てが整った場所に招かれて現地入りするわけではありません。自分とチームが最大限の力を発揮する為に、「自分は何をするか」を考え、行動しています。これは全ての参加者が、「全ては被災者の為」という共通認識に基づいて互いを信頼して動いている証拠です。

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